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TOP >> FC本部を探そう

FC(フランチャイズ)本部を探そう

情報誌やフェアに参加すればわかりますが、さまざまな業態があり、FC本部によっては、
加盟料や保証金、ロイヤリティなどが異なってきます。株の銘柄を選ぶのと同様に、各々のFCはメリットもあれば、デメリットもあります。たとえば、私が加盟しているFC本部は、オリジナルメニューなどを展開してよいなど自由度が高いですが、その代わり、自分の裁量権が大きいのが特徴です。ビジネスを末永く継続させていくためにも、きちんとFC本部を選びましょう。

FC本部の情報は次の3つから得られると思います。
(1)アントレなどの情報誌
(2)FCフェアに行く(アントレ、FC&独立起業フェア等)
(3)ウェブで検索をする

私は、次の2段階の方法で現在のFCを絞りました。

第1段階(情報誌やフェアなどで情報を集めよう)

ポイント1 ラーメンやカレーなど流行に左右されない業態を持っている
素人が陥りやすいのが、流行モノの飲食店のFCを選んでしまうことです。ジンギスカンやスープカレーなど流行の業態は、見た目に非常に儲かりそうな感じがします。しかし、それは一過性である場合が多いのです。前述したように、FCの契約期間は5年、10年と長期間にわたる場合が多く、売上が下がったからといって、すぐには止められません。また、中途解約の場合は解約金などの膨大なペナルティを要求される場合があります。数年間しか持たないような業態を選ぶのではなく、最低5年間は継続的に利益を得られるような業態を選ぶのが良いと考えます。ちなみに私の最初のお店はラーメン屋でした。

ポイント2 開業資金が2000〜3000万円程度である
一般的にFCの飲食店というのは、粗利益率が月商の約3割といわれています。つまり理屈からいえば、月商が大きくなればなるほど、利益率も大きくなるわけです。しかし、最初から何百席もあるお店しか選択できないFCを選ぶのはオススメできません。というのは、月商があればあるほど、それなりの運転資金も覚悟しなければならないということです。毎月の運転資金が最低でも数百万かかるようでしたら、売上が下がったときに、貯金がなければすぐ運転資金がショートしてしまいます。資金繰りに困らないように、開業資金は2000万円〜3000万円ぐらいの範囲で始めるのが良いと思います。私の場合は場所は青山、席数は20席強で、約2000万円程度の開業資金がかかりました。

ポイント3 週末起業家であることに理解がある
週末飲食店オーナーとして起業することが前提であるわけですから、当然のことながら、サラリーマンであることに理解があるFC本部でなければいけません。たとえば、夜間や土日の打ち合わせが、本部と可能であるかどうか。または、交渉やサポートについてメールを活用できるかどうかなどです。意外と忘れがちなのですが、重要なのできちんとチェックしておきましょう。

ポイント4 経営資源である「情報」の質が高い
FCは経営資源である「ヒト」、「モノ」、「カネ」、「情報」のなかで、「情報」を提供してくれます。これをフランチャイズ・パッケージ(FC事業を展開するための経営や運営の仕組み)と言い換えることもできますが、フランチャイズ・パッケージの良し悪しはFC本部によって異なるので、きちんと見極めなくてはいけません。フランチャイズ・パッケージを見分けるには次の4つの視点が必要です。

(1)情報
(POSシステムがうまく機能しているか、成功事例や失敗事例が多いか?)
(2)ブランド
(3)ノウハウ
(社員教育の仕方や調理法などのマニュアルがしっかりしているか?)
(4)メニュー
(そのブランドの看板メニューがあるか?)

この4つがしっかりしていれば、FC本部の予測する事業計画書に近い売上が見込め、実際の経営上の困難もさほどないと考えられています。しかし、逆の場合は、開業後は苦労が予測されます。しかし、これも考え方次第です。たとえば、ラーメン王が太鼓判を押し、連日行列ができている大人気のラーメン店がFC事業に乗り出したとしましょう。今後、大きく成長する可能性のあるFC本部ですが、直営店で展開したマニュアルのみ、事例も少ないために、売上予測もあいまいです。加えて何か問題が起きたときに本部からの適切なアドバイスを受けることができません。こうなると週末飲食店オーナーとしては、リスクが高すぎる可能性があります。苦労しないためにもFC本部の持つフランチャイズ・パッケージはきちんと見極めましょう。

ポイント5 自分の好きなメニュー、業態であること
たとえば、味噌ラーメンが嫌いなのに、味噌ラーメンの業態のFCを選ぶのはいけません。なぜならば、ちょっと経営状態が悪くなってしまうと、せっかく開業したビジネスをあきらめてしまう場合が多いからです。ところが、好きなメニューや業態であれば、試行錯誤して売れる方法を考えます。前述したように5年間は最低続ける必要があるので、長く続けられるためにも自分の好きなメニュー、業態を選ぶようにしましょう。

第2段階(本部を2〜3件に絞り、そこから1件を決めよう)

ポイント1 実際にFC店に行き、実態を調べる
自分が絞り込んだ、FC本部の加盟店にお客として訪れてみましょう。このときオーナーに聞くのは苦労話。売上高は事業計画書どおりか、本部が行ってくれた立地調査はどう見るか、本部作成の経営計画書案はどう検討すればいいか、本部の対応はどうか、成功の秘訣はなど、ざっくばらんに話を聞きましょう。

ポイント2 業態の経営効率を調べる
せっかく選んだFC事業でも経営効率が非常に悪いのではリスクを取って、オーナーになる意味がありません。一般的には、粗利益率で35%見込めるのであれば、投資するに足るFC事業だと思います。しかし、それ以下であれば、もう少し考えたほうがいいかもしれません。
各経費の比率は以下の通りです。参考にしてください。
粗利益率(35%)=原価率(32%)+光熱費(5%)+ロイヤリティ(3%)+人件費(23%)

ポイント3 法定開示書面をチェック
FC事業の加盟契約期間は最低でも5年と長い期間となるために、病気や事故に遭ったり、売上不振に陥って、解約せざるをえなくなる場合もあります。ところが、契約を中途解約することになるので、本部から解約金や損害賠償を請求されることがあります。最悪の事態を想定して、これらの制度のしくみと支払い金額を事前にチェックしておきましょう。チェックするのは「法定開示書面」といわれる「契約書のあらまし」です。この書面には、加盟金、保証金、商品の販売条件、経営指導、使用させる商標、契約期間、ロイヤリティなどが書かれています。中小小売商業振興法などの法律によって、契約をする際、本部は加盟者に対して、直接手渡しで、契約内容をこの書面で説明することになっています。当然、この書面を出さないFC本部は、契約を結ばないほうが賢明です。万一に備え、書面を手に入れた後、念を入れて飲食コンサルタントなどの専門家に見てもらうのが良いでしょう。

ポイント4 立地条件を厳しく審査するFCかどうか
FC本部のなかには、オーナーが物件を持ち込むことに大歓迎のFC本部とある程度の審査に通らないと、物件持込を拒否するFC本部があります。立地条件にうるさいFC本部のほうが、信頼できるといえます。というのは、FCは立地産業といわれるほど、立地次第で売上がまったく変わります。それに甘いFC本部は、売上予測も甘く出してくるといわざるを得ないからです。

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